第2話  騒ぐ血

ズキューンバキューンドキューン

耳をつんざくような銃声。俺は反射的に身を伏せた。
一体何が起きた?頬に何か暖かい物が伝う。ドロッとした血。俺の血?
おそるおそる上を見上げる。
側頭部吹っ飛ばされた野郎が、松の木にもたれ掛かっている。
さっきまで俺をいたぶって楽しんでいた野郎は、もうこの世にはいない。










                                         《次回につづく・・・》

       ≪戻る≫