Kyoto Shimbun 1997.6.23

 カロムのルーツ探る
 彦根の愛好家が本を出版

カロムに関する情報を満載した「カムロード」
 カロム探検隊隊長を自称する滋賀県彦根市本町の自営業杉原正樹さん(39)が、カロムのルーツをたどり、世界各国のカロムや類似したゲームを紹介した本「カロムロード」が、このほど出版された。「カロムに関する本は世界でも初めてだと思う。調査すれば、まだまだ新しい発見があるはず」と、カロム探究にますます意欲を燃やしている。

 カロムは、おはじきとビリヤードが混じったようなゲームで、四角い盤上で円筒形の玉を指で弾いて四隅の穴に入れる。日本では現在、湖東、湖北地域でしか行われていないという。

 杉原さんは、情報誌などを編集・発行する本業のかたわら、十年前から、カロムの道具を集めたり、歴史をたどるなど情報収集に努めてきた。昨夏、本の出版が決まると、パソコン通信などを使って積極的に世界各国のカロム愛好家とも連絡を取り合った。

 「カロムロード」では、彦根市内に残る古いカロム盤の写真、世界のカロム情報、明治時代後半に滋賀県にカロムを伝えたとされるアメリカ人の英語教師ウイリアム・ヴォーリズの足跡などを詳しく紹介。カロム通じて知り合った友人も寄稿し、南極観測隊員が昭和基地で、夢中になる様子なども伝えている。

 本は、B6判百七十四ページで千二百六十円。サンライズ印刷出版社(彦根市)刊。