☆沢デビュー☆

綿向山・ヒミズ谷

記:津久井

山行日:6月2日(土)

天気:晴れ

メンバー:古川(L), 佐々木, 宇治川, 田村, 津久井

 春山合宿から帰ってきて以来、学校の方がいつも以上に忙しくなってしまって、思うように山に行けてなかった。久しぶりの待ちにまった山行だった。

 今回の山行は初めての「沢」なので、準備にとまどった。どうすれば便利なのか、使いやすくなるのかよく分からない。ヒミズ谷はたぶん水に濡れることはないだろうと聞いてはいたけれど、一応、それぞれの小物をビニール袋で二重にして念を入れて用意する。朝、5時半ごろ家を出て、野洲に7時過ぎに着き、古川さんに拾ってもらう。学校に行く日はなかなか起きられず布団の中でいつまでもダラダラしているのに、休みの日となるとパチッと目が覚める・・・。う〜ん・・・。

 8時、日野町役場でみんなと合流する。空を見上げると気持ちのいい青空が広がっている!沢日和だーー!! 嬉しくなってくる。

 林道をしばらく行き、綿向山の表参道登山口に着く。さっそく、靴下、渓流シューズ、スパッツを付け、(いつものように)ドキドキしながら準備する。格好だけは一人前だ。9時20分出発。沢の横の脇道から砂防ダムをふたつ越えてとうとう沢に入る。渓流シューズでジャボジャボ行く。雨の日でもないのに濡れながら山に登るのはなんだかとても不思議な感覚だった。水の底がはっきり見えず、慣れてくるまで歩きずらかった。一人でヨタヨタしていたように思う。沢に来ているのに、水が大の苦手なわたしは「できるだけ濡れないように濡れないように…」と思いながら歩いていた。我ながらなんてやつだ! だけど、だんだんそうも言ってられなくなる。ずぐに、膝まで腰までそして胸のあたりまで濡れてしまった。一旦、濡れてしまうと、もう気にならなくなった。水も思っていたよりも冷たくなかった。

 ヒミズ谷は初級向けということもあって、小さな滝がいくつもあった。それでもあんなとこ、登れるんだろうか??とはじめは不安だった。ボルダリングでもそうだけど、臆病なわたしは短いルートでもザイルがないと怖くなってしまう。でも渓流シューズは意外と滑らず、滝の下にスタンスやホールドが隠れてあって、みんなのアドバイスのおかげで登ることができた。何度か登るうちに少しずつコツがつかめてきたように思う。ドドドドドーッという水の流れる音、カエルの鳴き声を聞きながら、滝のシャワーを頭から浴びて越えていくのは、本当に気持ちよかった〜。谷独特の景観、緑の木々のアーチと木漏れ日も本当にキレイだった。

 水量も少なくなってきて空も開けてき、そろそろ頂上近くなってきたかな?という所で、金名水を目指して、左(右岸)から来ている沢に入ったが、少し早く曲がりすぎたようで、しばらくその沢沿いに登って行くと尾根に出てしまった。トポと沢の地形はだいぶ変わっていたようだった。そこからは、登山道を歩いて金名水(ヒミズ谷の源流)にたどり着いた。わたしのイメージでは、源流はもっと水量が多いと思ったので、チョロチョロと流れていたのには意外だった。でも、その水は言うまでもなく、美味しかったー!! それから最後の階段を登り、頂上に着いたのは12時30分ごろになっていた。

 頂上は綺麗に整備されていて、ハイカーで賑わっていた。わたしたちも簡単にお昼を食べ、1時過ぎ、さっそく下山した。わたしは面倒臭がって運動靴を持って上がらなかったので、帰りは渓流シューズに素足で降りた。案の定、だんだん足の親指の裏が少し痛くなってきてしまった・・・。(今度からは、絶対、面倒臭がらずに運動靴を持っていこうと思う) 車をとめていた登山口には2時すぎに着き、せいぜい1時間強しか歩いていないのに、下りはすご〜く長く感じた。やっぱり足に合う靴って大事。実感した。

 下山後はかもしか荘のお風呂(露天風呂のみ!いいお湯だった〜)に入り、新歓の買い出し組と合流した。






鈴鹿・渋川

山行日:6月3日(日)

天気:晴れ

メンバー:村林(L), 古川, 佐々木, 富永, 久保 ,岡野, 和田, 津久井

 この日、午前中は新歓でみんなで綿向山に登山道から登った。1時間で頂上に着いてしまう快適ハイキング。大勢でワイワイ登る山も楽しかった! (前日の新人歓迎会、綿向山ハイキング、楽しい時間を本当にありがとうございました!!) 

 午後は永源寺にある渋川という沢を目指して移動する。

 沢に入る前に腹ごしらえということで、河原で、摘みたての山菜天ぷらとお蕎麦、冷麦をいただく。「遠慮せずにたくさん食べや〜」という暖かいお言葉に甘え、初めてあんなに沢山の山菜天ぷらを食べた。とっても美味しかった。それなのに山菜の名前は何回聞いても忘れてしまう・・・。たらの芽、アザミ、どくだみ、くらいしか分からない・・・。お蕎麦は茹で加減を失敗してしまって、蕎麦がだんご状態になってしまったが、天ぷらの油で揚げてみたら、美味しく食べることができた。

 そうこうしている内に、時間がだいぶ過ぎていってしまった。夕方の気配が感じられはじめ、水も冷たくなってきた。せっかく来たんだから、途中まででも行こう!ということになった。泳ぎがあると聞いていたので、冷たいのイヤやなぁ〜、風邪引いたらイヤやな〜と思うが意を決してみんなに着いて行くことにする。沢を下ってから、滝を登って行ったのだが、懸垂をしたりし、水につかってジャボジャボ下って行くうち、さっきまでの弱気な気分もどこかへ行ってしまい、すごく楽しくなってきた。水も冷たく感じなかった。渋川の沢はヒミズ谷とは違って水量もあり、スケールが大きく感じた。

 途中、ザイルを使わないと降りられないところがあり(懸垂で降りたところにザイルを一本置いていたので)、今回はここまでにして、ここから登ることになった。沢にも慣れはじめ気分よく登っていると、とうとうほんの少〜しだけ泳ぐところに出くわしてしまった。富永さんや久保さんが華麗に泳いで行く。実は小さい時に、親戚のおじさんにふざけて海に何回も何回も放り込まれて以来(?)、海とかプールとかが大嫌いになってしまった。学校の水泳の授業もイヤでイヤでたまらなかった・・・。25m泳ぐのが精一杯。しかもここ7年くらい全く泳いでなかった。不安が頭をよぎる。みんなは、「大丈夫、足つくよ〜。岩をへつって行けばいいよ〜」と言ってくれる。岡野さんが、「つくちゃん、一緒にいこう!」と言ってくれた。岩をへつりながらおそるおそる行く。「なんだ足がつくやん」と思って半分くらいまで来たところで、急に足がつかなくなって、びっくりした。岩をちゃんと持っていなかったわたしは、なんと、なんと溺れてしまった・・・。「ウッヒャ−! 体が沈む〜」 他のメンバーは初め冗談と思ってみたいで「つくちゃん、溺れてる〜(笑)」という声が聞こえてきた。みんな薄情なーっ!!と思っていたら、すぐに(?)岡野さんとアッコさんが駆け付けてきてくれ、久保さんはカラビナでスリングをつなげて、投げてくれた。スリングを持ってなんとか這い上がる。なんでもない所で一人、大騒ぎしてしまった。あ〜ぁ、ハズカシイ・・・。泳げるみんながとってもとっても頼もしく思えた。(助けてくれてありがとうございました。こんなわたしですが、また一緒に沢に行ってくださいね〜)

 最後の最後にとんだハプニングに見舞われたが、とても楽しい(?)沢登りだった。渋川はいつか最後までいってみたいと思う。(ライフジャケットを持って・・・)

 帰りは十二坊温泉に寄って、帰路についた。