燃費に関するテスト


ここでは自動車の燃費改善に関して色々なテストをして行きます。


1. エンジンオイル添加剤で燃費は改善されるのか?

現在、私の使っている添加剤は「GRP」です。1年前にオイル添加剤についてインターネット上を検索していたときに偶然見つけ購入しました。ネット上でも多くの方がエンジンのフィーリングが良くなったなどの効果を体感されています。私もそれらの例に漏れずエンジンオイルに添加しエンジンのフィーリングが良くなったのを感じました。(特に高回転時)








 これが「GRP」です。
  (注) 200cc入りと1リットル入りがあります。写真は1リットル入り








では燃費はどうなんでしょうか? GRPを添加する前の1年間と添加後の1年間を比べてみましょう。現在所有している車は2年前に購入したものですので、添加前の1年間は新車納入時からと言う事になります。


  走行距離(KM) 燃料消費量(L) 燃費(KM/L) 期間(日) 30日当たりの走行距離(KM)
GRP添加前 14766 1795.3 8.22 378 1171.9
GRP添加後 9935 1203.7 8.25 366 814.3


燃費だけを見ると全く変わっていない様に思えるのですが、添加後の方が走行状況が悪くなっている分同じ燃費であれば効果はあるはずです。なぜならば、添加前の1年間は新車を購入したこともあってロングツーリングによく出かけていたため燃費は伸びる方向にあり、反対に添加後の1年間は新車熱も冷め通勤が半分を占めることになり燃費は伸びない方向にあったと考えられるからです。1ヶ月当たりの走行距離の差360KMがそれを証明していますが、どちらにしても劇的な効果は得られていません。


「GRP」の肩を持つわけではありませんが、もうひとつ「GRP」を使ったテストを行ったので紹介しておきます。テストに使ったのは乗用車ではなく田植機です。(実家が農業をやってるので) このような農業機械は全開運転が珍しくないため、もしかすると大きな効果があるかもしれないと思い使ってみました。(元々GRPは産業用として開発されたらしい)


結果は次の通りです。(車と違ってKM/Lで表せないのでピンとこないかもしれませんが・・・・・・)


  作付面積(アール) 燃料消費量(cc) 1アール当たりに使用した燃料(cc)
GRP添加前 45アール 8000 177.8
GRP添加後 70アール 8000 114.3
改善率     35.7%


なんと!劇的に変化がありました。自分でも信じられないくらいです。添加前のデータは過去3年の実績ですので信頼が置けますし、添加後のテストもこの後2回同じように確認していますので間違いありません。やはり高負荷運転に対しては、かなりの効果があるようです。


残念ながら自動車については私の行ったテストでは良い結果が得られませんでした(全く同じ条件でのテストなら効果が数字に現れたのかも知れません)が、坂路が多い道路や定員を多く乗せたりする用途であれば期待できそうです。  しかし、燃費以外の効果に期待することもできますので添加剤も目的次第というところでしょうか。私の場合、燃費については目立った効果はありませんでしたが、エンジンの回転フィーリングや静粛性が良くなったので今後も使って行くつもりです。



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