サタデーピア便り 新年号(NO.11)

2002年1月 NPO法人サタデーピア発行 
                         彦根市小泉町596-1-202 

新年あけましておめでとうございます

昨年は、サタデーピアにとって記念すべき年になりました。
念願の精神障害者小規模作業所「夢工房if」を5月に開所できたことです。
これも会員の皆さまはじめ、さまざまな形で
ご支援下さった方々のおかげと深く感謝申し上げます。
どうぞこれからも暖かく、そして時には厳しく見守っていただきたいと思います。

年末に、アフガニスタンで医療活動を行っておられる
中村哲さんのお話を聞く機会がありました。
大きな会場にあふれるばかりの人が集まって
「今、世界で起こっていることの真実が知りたい。」
という思いで満ちていました。

小さな本当のことから見える大きな真実もあるのではないでしょうか。
気負いのない淡々としたお話が実践家らしく、とても共感できました。
活動の原則を冗談めかして三無主義と紹介されました。
「無思想」「無節操」「無駄」の3点を大事にしておられるということでした。
一見、不真面目のようですが
大切な目標を最優先するためのパラドックスとしてよく理解できました。

サタデーピアの活動も規模は随分違いますが、
大切な目標をよく見極めながら無思想、無駄の誹りを恐れず、
楽しく元気な市民活動をめざして行こうと、心を新たにしました。

今年は、サタデーピア設立3周年、夢工房if開所1周年を迎えます。
「よっ!」2号の出版をはじめ、記念事業もいろいろ多彩に計画中です。

積極的に活動に参加して下さる方、
活動には参加できないけど応援してくださる方、
最近ちょっと御無沙汰している方も、
全くはじめての方も心からお待ちしています。

彦根から精神保健に新しい風を吹かせましょう。
本年もどうぞよろしくお願いします。
 

サタデーピア 新年会の御案内

さて、今年初めてのサタデーピア。
年明けといえばこれ、毎年恒例になっています、
サタデーピア新年会を行います。
今年は、演芸会など盛り沢山の内容で、
皆さんと楽しい時間が過ごせたらいいなと考えています。
どうぞお楽しみに!
もちろん、南彦根クリニック院長に新年の抱負を語っていただく予定ですので、
この機会に普段聞けない事を、皆さんで聞いてみませんか?
皆さん、お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

 日時 

2002年1月19日(土) 午後2時から5時まで

場所 

南彦根クリニック ディケア室

参加費

会員無料・非会員1000円

午後2時から   お楽しみ演芸会

午後3時から  「新春放談 今年の抱負」
南彦根クリニック院長  上ノ山一寛
 


夢工房ifコーナー

山から丸太を切り出して作った
テーブルとイス、エプロンも店の看板も!

そんなあらゆるものが、
スタッフ、メンバー、応援して下さった方々の手によるもの。

大変でもあり、幸せでもあったスタートから
半年は立ちました。
応援に負けないよう、
体が溶けそうな暑い夏をのりこえて(今は冷暖房アリです♪)
クッキーやクレープも工夫を重ねました。

座イスなど牛乳パックを使ったオリジナル商品も
知恵を絞って種類を増やしました。

「エコフェスタ」や「健康とふれあい祭り」など、
外での販売経験もでき、
心もからだも(運搬が大変!)たくましくなりました。

これからも、
来て下さるお客様にも元気を分けてあげられるような、
明るくて楽しい「夢工房if」にしていきたいと
考えています。

皆さん、どうぞいらっしゃいませ!

    
       
   


新年に向けて
夢工房ifメンバーの
「私の夢」

T

いつの日にか社会復帰したいと思う

G.S

夢は将来、レーシングドライバーになることです。

K

薬にもたよらず一般企業で働くこと

トランプ
マン

夢は僕のような病気の人をはげますことだ。

S.S

私は、ifに行けるようになりたい。

Dream
社会復帰したいです。

宗教の勉強を本格的にやりたい。
出来れば普通の(一般の)人の人生を送りたい

☆今年も夢工房ifをどうぞよろしく!
スタッフ、メンバー共々お待ちしています♪
     
           

精神保健福祉コーナー

前身の「土曜会だより」に何回か掲載したことのあるこのコーナーですが、
サタデーピア便りにも登場することになりました。

 2002年は、精神保健福祉をめぐる情勢が大きく変わる年になりました。
福祉サービスが、今まで県の管轄であった保健所から、
市町村に窓口が変わります。
また、新しく始まる精神障害者居宅生活支援事業
(ホームヘルプサービス、ショートステイ、グループホーム)の
主体にもなります。

「だからどうなるのか?」という感覚はあると思いますが、
今まで県が担ってきた事業を市町村が行うことにより
数々のサービスが私たちの身近になり、
よりサービスを受けやすくなるということだと思います。
相談窓口も増えるでしょう。

彦根市では、平成13年度よりモデル事業として、
精神障害者のホームヘルプサービスを実施していました。
福祉サービスが少ないと言われている精神保健の分野において、
ホームヘルプサービスやショートステイが実施されると言うことは、
精神障害を持つ人々が地域で暮らしていくための足がかりが増え、
暮しやすくなるということではないでしょうか?
かつ、その事業の主体者が自分の生活している市町村ということで、
身近に相談できる場ができ、
「生活の質」の向上につながっていくことを期待します。

南彦根クリニックでも今春、
南彦根にグループホームを開設する予定です。
「if」に続いて私たちの町でも
支援のネットワークがますます広がることになります。

さまざまな変化が期待できる2002年、
精神保健福祉のさらなる充実に
私たちサタデーピアも貢献できることを願っています。
 
                      

今月の文芸コーナー

昨年は ヘビーな年で ありました
今年は万事 ウマくいくかな
(小咄)

元旦に 獅子舞踊りて やってくる
頭かまれて 学力アップ
(ピ−ナッツ)

亡骸ゆ 取り出だされて 膿盆の
君のペースメーカー 明かりを返す
(カズ子)


           
    

ヲサタデーピアへのご支援をよろしくお願いしますヲ

振替口座番号  00910-5-159130(NPO法人サタデーピア)
                          
 

編集後記

、・・・いつものサタデーピア便りと違うような?お気付きの方は注意力が鋭い!
そう、新年号から
サタデーピア便りがA3サイズになって読みやすくなりました。
ひとまわり大きくなったサタデーピア便りを
これからもよろしくお願いします。
  、・・・なれないパソコンで四苦八苦しながら、
サタデーピア便りを初めて作りました。
皆様いかがでしたでしょうか?
次回は、もうちょっとパソコンの使い方を
勉強してから作ろうと思っています。
どうぞ、温かい目で読んで下さい。
  、・・・まだまだ寒い日が続きます。皆様、風邪などひきませんように。
では、次号、もう少しすっきりしたレイアウトの
サタデーピア便りでお会いしましょう。(ピーナッツ)
       



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