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精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第16号(2002.7.31)

◆H14.5.25。ワールドカップに向けて盛り上がっている神戸の街の中、ベッカム率いるイングランドチームの到着と遭遇するという幸運に恵まれました。

◆その日、神戸で日本精神神経科診療所協会総会があり、詩人金時鐘氏の総会講演「違いの確認〜共生の時代を生きる」を聴く機会がありました。多くの日本人は欧米人のおかしな日本語には寛容ですが、韓国人の少しおかしな日本語に不快感を表します。このように韓国は近くて遠い国であり続けました。「お互いの違いを知る」ことが少なく、「共に生きる」努力に不足がありました。

◆それにもかかわらず日韓ワールドカップはすばらしい盛り上がりをみせました。決勝トーナメントでの日韓の戦いには幾分かの違いがあったように思います。一方、韓国の準決勝進出には日本からも熱い応援が届けられました。両国の「違いの確認〜共生の時代を生きる」確かな一歩になった気がします。

◆H14.7.20。NPO法人サタデーピア主催のシンポジウム、「障害者」って誰のこと?〜何を「障害」って呼ぶんだろう?〜がありました。「障害」は体や心の中にあるのではなくて、社会の中にあるという言葉が印象的でした。身体ム知的ム精神の3障害合同の施策が進められていく中で、それぞれの違いを確認するとともに、それを超えていく想像力の必要性を感じました。

◆「協会便り」の充実を期して、取材を積極的に行っていきたいと思います。今回は、甲西町とさわらび福祉会によるホームヘルプサービスの試みを取り上げさせていただきました。今後とも会員の皆様方の御協力をお願い申し上げます。

( 滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山 )




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