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精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第26号(2005.12.20)

編集後記
◆ 12/16現在、余呉町では157cmの記録的な大雪となっています。暖冬に慣れてしまっていた身には、厳しい寒波ですが、湖北の人にとってはこれが「正しい雪」とのこと。近江鉄道の撤退により、伊吹山スキー場の存続が危ぶまれていましたが、譲渡先が決まり、今月23日からスキー場が再開されることになったそうです。にぎわいが戻ってほしいものです。

◆ 障害者自立支援法が10/31、特別国会で可決成立しました。昨年9月の改革ビジョン、10月のグランドデザインをうけて、今年2月には法案が提出され、8月の衆議院解散で一旦廃案となったものの、今回の成立となりました。あまりにも性急な改革です。その背景には、精神保健福祉予算の一般財源化をめぐる、財務省との攻防があったようですが、厚労省が守ったのは自らの省益か、障害福祉施策の充実なのか厳しく見ていく必要があると思います。

◆ 32条通院医療費公費負担制度は、精神保健福祉法から削除され、福祉制度としての自立支援医療のなかに組み込まれました。来年4月の移行へ向けて様々な混乱が予想されます。しかし全国23万人の当事者の皆さんの署名などを背景に、「精神障害の適正な医療を普及するための制度」として精神保健福祉法に定められていた趣旨は生かされていくそうです。

◆ 日精診研修会を開催するにあたって、精神保健福祉の現状を理解し今後の方向性を探るために、市町村へのアンケートを実施させていただきましたところ、滋賀県の33市町村のうち22市町村の回答を頂きました。医療と福祉が連携してこそ、継続的・総合的な回復支援に繋がること。そのためには医療機関にも市町村にも人員・対応体制が必要であることなど改めて感じました。ご協力有り難うございました。(滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山)









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