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精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第34号(2008.8.31)

編集後記
◆ 暑かった夏もようやく終わりを迎えようとしています。「今年の夏の暑さは特別ですね。参りましたね。」などといった挨拶を、あちこちで交わしていたら、ある人に「去年の夏は日本記録が出ましたよ。」と言われました。どうして今年の方が厳しい暑さと感じてしまったのでしょう。不思議です。

◆ 北京オリンピックの記録ラッシュが暑さを呼んだのでしょうか。期待通りに活躍した人。期待はずれだった人。思わぬ活躍をした人それぞれ物語があり、ついついTVを見てしまいました。それにしても中国は国家の威信をかけて、オリンピックの成功を演出しました。その陰の部分も随分報道されました。今後お隣の大国がどのように変わっていくのか興味深いところです。

◆ 「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」が厚労省で開かれています。来年の自立支援法見直し、「改革ビジョン」の後期5ヶ年の方針策定に向けて、月に1〜2回のかなりの頻度で開かれ、今年末には何らかの方向性が打ち出される予定です。滋賀県からは谷畑湖南市長と私が参加しています。議事録が厚労省ホームページにアップされていますのでご覧下さい。これまで、H16年グランドデザインから自立支援法成立をめぐる動きの中で、精神科医療の問題、とりわけ地域生活を支えるのに不可欠な外来精神科医療について、公の場で取り上げられることがありませんでした。外来精神科医療の充実という観点から積極的に発言をしていきたいと考えています。

◆ 現在、精神科救急システムをどのように立ち上げていくかという検討会が全国的に行われています。同時に、退院促進事業、地域移行促進事業も全国的に展開されています。精神科救急、空床の確保、危機介入、退院促進、地域生活支援体制、これらはそれぞれ単独に議論すべき問題ではなく、全てつながり合っています。滋賀県は人口万対ベッド数が日本一少ない県です。そのような県でこれらの事業を行うのであれば、滋賀県独自のアイデアが必要でしょう。官と民の関係や医療と福祉の連携のあり方など、滋賀県独自のモデルが出来ればと思います。(滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山)




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