石窯−3

 

いよいよ燃焼室の仕上げ作業開始です。鋳物の焚き口は地元の金物屋さんで買いました。2,835円也。

ずいぶん前から売れなくて邪魔になっているだろうと値切ってみたところ、こういうものは何年かに一つぐらいしか売れないけど店にひとつは在庫がないと・・とのこと。値段も高くなってきたそうな。

7号というのがコンクリートブロック半マスに合うサイズのようです。

 

 

コンクリートブロックの上にレンガを積みました。

燃焼室の中の高さを、大谷石の幅29.5cmよりももう少し高くするためと、コンクリートブロックと大谷石の間にレンガが挟まっている色のコントラストが姿を引き締めるかなと・・・。

入り口を狭めるための石は一段目の上にハンペン(レンガの厚みが半分のもの)で少し高さを調節して置く予定です。

入り口の前のスペースにゆとりがなかったので、レンガを少し前に張り出させてスペースを確保しました。

 

このあたりが非常に複雑ですが、得意の現場合わせでなんとか失敗しないように慎重に作業を進めていきます。

 

 

 

燃焼室の底をつくります。

砕石をコンクリートブロックの一段目まで入れて突き固めました。

この上に今まで大谷石をカットしたときにできた端材を敷き詰めようと思います。

石の厚みは14.5cmだから底が三段目の下より5.5cm下になります。分厚い大谷石を敷いたことで蓄熱性抜群の燃焼室となる計画です。

 

 

計算して一番効率のいい並べ方で敷いていくと、気持ちのよいほど本当にうまくならんでいくこと。

かけらも残さず、今までの作業で発生した端材が全部ぴったり収まり、しっかりと燃焼室の中に敷き詰められました。

隙間には目地代わりに砂を入れました。これで大谷石はびくともしません。

 

火山灰が長い長い年月をかけて凝固した大谷石。それがどういう因果か私の手元にあり、これで石釜をつくっているこの巡り合わせを思うと、かけらも粗末にはできません。

こんどはコンクリートブロックの厚み10cmに、14.5cmの大谷石が乗るように、モルタルで厚みを増やし、アサヒキャスターのコテ塗りで耐火構造となるよう作業を行います。

09.10.31

               

 

 

幅10cmのコンクリートブロックに幅2cmのモルタルを打ちます。型枠をつくってモルタルを入れました。これで幅が12cm。

そこに厚さ4.0cm程度のアサヒキャスターの壁をつくって合計16cmの厚さの台をつくり、その上に大谷石を乗せて組んでいこうと思います。

 

耐火レンガを内側に積み上げてもよかったのですが、アサヒキャスターを少し購入するのは送料が非常に割高になるので、この部分もアサヒキャスターでということになりました。

CA-13Sで流し込んで仕上げる予定でしたが、厚みからしてメーカーの仕様どおりCA-13T購入しました。コテ塗りで仕上げようと思います。うまくいくでしょうか。今計画最大の難所です。

                                                                                       09.11. 1

 

 

 

 

 

モルタルの養生に時間がかかるので、今日は大谷石の加工作業です。

窯の上に乗せる石に煙突の穴をあけようと思います。大谷石を二枚合わせて幅10cm、深さ5cmの溝を掘ります。

これを合わせると一辺10cmの正方形の穴があくことになります。

石の細工は未知の世界ですが、慎重に進めればなんとか道は開けるでしょう。

木工と同じ要領で、丸ノコの刃の深さを5cmにセットして、溝を掘るところに切れ込みを入れ、タガネで慎重に削っていきました。この作業こそ石工の雰囲気が味わえます。

角がポコッと欠けてしまわないように、慎重に慎重にコツコツとタガネをたたいて作業を進めると、なんとか計画どおりの溝が掘れました。

 

煙突の溝掘りの出来映えに気をよくして、もうひとつ石加工します。

取り出し口の上に乗せる石を取り出し開口部の幅だけ3.5cmの深さに削ります。

取り出し口の開口部は20cm×40cmにする計画で石を切断したのですが、3.5cm程度厚の窯床分だけ取り出し口の高さが低くなることを想定できていませんでした。

そうすると開口部の高さが16〜17cmとなり少し低すぎます。下にレンガのハンペンでもかまそうかと思っていましたが、燃焼室の屋根の高さとの差がほとんどなくなりバランス的に不格好。

取り出し口の上に乗せるこの石も分厚すぎて迫力ありすぎだったこともあり、この作業ができたことで二つの課題が解決しました。真ん中の画像のように少しだけ角が欠けましたがなんとか作業ができました。

この二つの作業でちょうど半日手間でした。

 

これだけ丸ノコを駆使すると、やはり切れ味が悪くなりました。丸ノコ作業もこれまで、この刃はこれで更新。新しい刃に換えて石の粉を掃除してあげようと思います。よくこれだけの石を切ってくれました。

 

これで大谷石の部品の加工は終わりました。

あとは燃焼室の内部にアサヒキャスターをコテ塗りし、その上にこの大谷石を組んで整形するのみです。

                                                     09.11. 2

 

 

今日はアサヒキャスターCA13T(コテ塗り用)と格闘しました。

なかなか思うようにはいきません。でもなんとか思ったとおりの厚みに無理やり仕上げました。

これで幅10cmのコンクリートブロックに2cmのモルタル。それに5cmのアサヒキャスター。合計17cmの厚みの壁ができました。

この上に14.5cm幅の大谷石が乗ります。

アサヒキャスターの5cm厚のうち2cmは一段低くしました。

ここに窯床が乗ります。

 

 

窯床はアサヒキャスターCA−13Sで型に流し込んでつくる計画です。

25kg一袋で12リッターのものができるようです。窯床の面積は55cm×60cm=3,300㎠程度なので、計算上厚みは3.5cm強となる見込みです。

合板を55cm×60cmのサイズにして乗せてみました。

ぴったりです。

でも、水平になっているのかしっかり均一に乗っているのか不明です。設置の時にもう一度CA−13Tで微調整しようと思います。

とりあえず難所はクリアーしました。次の週末はいよいよこの上に大谷石を組む作業となります。

                                      09.11. 3

 

 

窯床の型枠をつくりました。

コンパネの上に4cmの厚みの材をコーススレッドで張り付けました。

内側のサイズは55cm×60cmに、取り出し口開口部の部分

14.5×40cmをくっつけた形。

画像の奥の方に貼り付けたものは、窯床のスリット部分。下の燃焼室からの熱が上がってくる穴です。5cm×40cmのスリットとしました。

型枠を外す時うまく抜けるかが少し心配。

 

 

 

アサヒキャスターCA−13Sを流し込みました。

CA−23SはTよりも骨材が大きくざらざらした感じです。

4cmの厚みの枠の上端まで約5mmとなり、厚み約3.5cmとなりました。

 

メーカーの説明では12gの体積とのことでしたが、面積×

厚み3.5cm=13,580㎤。約13.5g程度はありそうです。

 

隙間のできないよう型枠を金槌でたたいて振動を与えると、小さな気泡が次々浮かんできました。コテで平らに均したつもりでしたが、振動で真っ平らのきれいな面ができました。

きっと隅々まで行き渡ったことでしょう。明日には型が外せるので、いよいよ調理室大谷石の本組みです。

                                    

 

これがアサヒキャスター(空袋ですが)です。

ポルトランドセメントと同じような手軽さで使えました。

骨材もすでに入っているので、規定量の水で練ればすぐ使えます。

養生も12時間程度でOKとのこと。本当に便利です。

これで1,400℃〜1,500℃まで使用できるようです。

 

右が今回使った流し込み用の13S、左が先に使ったコテ塗り用13Tです。

どちらも一袋2千円ちょっとという価格なのですが、重量があるものなので、私のように少量しか使用しない個人には送料が割高です。

Tを5袋、Sを1袋の合計6袋。100kgを超えるため、送料が7千円かかります。合計2万円のうち7千円が送料です。

どこかのホームセンターや、専門店に置いていただけると便利なのですが。

                                                                                    09.11. 7

 

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