石窯−4

 

 

 

型枠を外しました。

やはりスリットの部分の型を抜くのに苦労しました。

せっかくここまでできたのに無理をするとポッキリ折れてしまいそうで、慎重の上にも慎重に。

スリットの部分にあった木材にドリルで穴をあけて、ジグソーで切って、やっとの思いで外しました。

 

この窯床を燃焼室の上にセットしました。

なんだか微妙な表面。粉っぽくてブラシでこすると次々に粉が出てきます。

粉の下からは骨材が出てきます。

何か取り扱いを間違えたのでしょうか。

あとでCA−13Tをコテ塗りでもしようかと思います。

 

いよいよ大谷石をこの上に組んでいきます。

CA−13Tを目地にして積み始めました。

一個の重さはどれくらいあるでしょうか。きっと50sぐらいはあるんじゃないかと思います。

しかももろいので、手荒い扱いをすると角が欠けます。

ずらさないように慎重にここまで積みました。

 

天井の大物二枚を乗せました。

隣にチェアーを置いて、その上に乗って乗せました。

この天井の二枚はほぼ原形(煙突用の溝を掘っただけ)の大きさだから一番重い。

でもこれを乗せると迫力のある全容が姿を現してきました。

 

いったいこの石窯は総重量どれほどになっているのでしょうか。

大谷石だけでも300sはあるのではないかと思います。

 

煙突の穴です。幅10cm深さ5cmの溝を二つ合わせると、一辺が10cmの四角い穴になります。

この上にCA−13Tでダンパー部分をつくり、その上にレンガで煙突をつくろうと思います。

 

9個の部品を全部組み終えました。

レンガで調整した甲斐があって、天井の高さと一段下がった取り出し口の上の石との高さのバランスも上々です。

取り出し口の上の石を3.5cmの深さに欠いた甲斐があって、厚み3.5cmの窯床を置いても取り出し口は十分の高さが確保できました。

 

 

 

どうしても石と石の隙間ができています。熱が逃げないようにこの隙間にCA−13Tを詰めました。

 

今度は石削りです。

単に石を組み合わせて積んだだけに終わらず、一体の釜となるようディスクグラインダーで角を落としたり出っ張りを削ったり。

表面加工ができていないものもあり、ノコギリ跡が残っていたり、長年外気にさらされて黒く変色していたりするところを根気よく石の粉を被りながら削ってみました。

 

画像は角を落としたところです。なかなかまっすぐに削れていないでしょう。

 

大谷石の中には茶色くて柔らかい部分が混じっています。これが長い間風雨にさらされると独特の穴が開くんだとわかりました。

それから、所々に堅い部分があって、なかなか真っ平やまっすぐに削ることは至難の業。

デコボコも愛嬌と思い切って削ってみました。

 

単なる大谷石を積み上げただけでないような、少しは一体感がでたでしょうか。

 

あとは煙突と取り出し口の蓋を考えます。

蓋は鉄工所に依頼して作ってもらうしかありません。

それとこれを覆う屋根を作ってこの釜に雨が当たらないようにしようと思います。ついでに屋根の柱と一体になった薪の置き場をつくろうかと思います。

 

                                                                 09.11. 8

 

煙突、ダンパーの制作です。

大谷石にあけた10cm角の穴の部分にCA−13Tで煙突・ダンパーのベースをつくりました。

 

 

 

 

 

 

耐火レンガを使ってダンパーとしました。

うーん何だかうまくいかない。左の画像のようにレンガを抜き差しするとしっかり煙突の穴は塞がります。しかもレンガなので断熱効果はあると思います。

でもなんだか不細工。

もう少し計画不足。こういう作業はうまくいきません。

 

 

 

この上にレンガを積み上げて屋根を突き抜けた煙突にしようかとも思っていますが、このどっしりした短いものが大谷石の上にあるのもまたいいものかも。

数段この上にレンガを積むのもまた色合いがアクセントになりいいかもしれません。

どちらにしてもまた余裕ができたら何かで表面を化粧して、もう少しきれいなものにしようかと思います。

 

耐火レンガをCA−13Tの目地にして積んでもうまく付かないので、さらにCA−13Tで巻きましたが、うまく接着して強度がでているかどうか自信がありません。

根本的に気にくわない場合には、ガツンとハンマーでたたけば、きれいに石から外れてくれるでしょう。

09.11.21

 

 

いかがでしょうか、この堂々たる風格は。太短い煙突と鋳鉄の焚き口を見ると何だか機関車のような重厚感があります。

 

今日は取り出し口の蓋を鉄工所にお願いに行ってきました。思ったよりも分厚い鉄板(6mm厚)を使ってくれるようで、これもSLを連想するようなものになるのではないかと期待しています。薄い鉄板は熱で反る可能性があるとのこと。

はじめは一部に9mmの鉄板を勧められましたが総重量20kgを超えるとのことでいかにも重すぎ。それでもかなりの重量(15kgほど)になる見込みです。昔からHeavy Duty大好きです。

 

別に耐熱ガラスもガラス屋さんにお願いしています。ネット販売の見積もりよりかなり安かったので、保温効果を考えて思い切ってペアガラスとなるよう100mm×200mm(耐熱700℃、5mm厚)を二枚注文してしまいました。

大谷石といい耐熱ガラスといい、ネットの購入は便利だけど、地元の店にお願いすると安くて早い場合が多いことに気づかされました。タウンページは役に立ちます。                   09.11.22

 

 

 

鉄工所にお願いしていた部品ができあがりました。

設計図どおりにつくってくださいました。

本当に親切な鉄工所でした。

重量は鉄だけで12kg

右の画像は耐熱ガラス。

耐熱700℃。少しオレンジっぽいです。

いよいよ組み立てです。

 

 

 

洋風茶室の内装で石膏プラスターの壁を塗ったとき、その下地に使ったラスボードの余りを小さい鉄板と同じ大きさに5枚切り抜きました。

うち二枚を縦10cm横20cmの穴にしてその大きさの耐熱ガラスを入れ、残りの三枚は縦9cm横19cmの鉄板と同じ穴を開けます。

それを互い違いに重ねて鉄板と同じ位置にドリルで穴を開け、ボルトで締め付けてできあがり。

 

 

耐熱ガラスのペアガラスのできあがり。これでかなりの断熱効果はあると思うものの、思ったよりガラスの色があり、二枚重ねるとちょっと見にくくなるかなという感じです。

 

 

窯に当ててみました。

十分測って設計したので、ぴったり収まりました。

 

頭の中で考えて、図面に記して、思うとおりの物ができあがっていくのは本当にうれしいものです。

この瞬間の喜びがものをつくる原動力のひとつになっていることに違いありません。

 

今回の製作の課程で多くの人に出会いました。大谷石を運んでくれた石材屋さん。親切な鉄工所さん。耐熱ガラスを受け取りに行った時仕事の手を止めて長時間興味あるお話をしてくださったが特殊ガラス屋さん。

個性豊かな心優しい職人さんに出会うことができました。

 

         09.11.27

 

 

Mail

 

 

HOME

 

M E N U

 

NEXT

 

BACK