メンテナンス(SPFを長く保つ)

 

屋外にある木製のものはいつか腐ります。

でもせっかく苦労して製作し、愛着のあるものは一年でも長くもたせたいものです。

なるべく雨水がかからないように、濡れてもすぐ乾くようにとすべてのものに工夫をしています。

また、定期的なメンテナンスが長くもたせるためには不可欠です。

 

 

 

SPFの寿命

SPFの2×4材を多用しています。SPFとはスプルース(トウヒ)、パイン(マツ)、ファー(モミ)の頭文字をとったものです。

安価で手に入りやすく、材が柔らかで切断やねじ止めや釘うちがしやすい一方、本来はツーバイ工法の材料として外部にむき出して使うことを想定していない木材で、腐りやすいと言われています。

私の洋風茶室も一応ツーバイ工法なのですが、壁の中に構造材として使い、外部に出るところには基本的に使わないものです。

 

プロの方々はウッドデッキなどにSPFなど使いません。ウエスタンレッドシダーやアイアンウッドなど水をはじいて強い材を使うのでしょう。

 

私の最初のウッドデッキはSPFで2001年につくりました。2007年4月現在6年経過しています。SPFのウッドデッキは2年で腐るという人がいましたが、6年経過した私のデッキはまだまだ大丈夫。今表面にやっと風合いが出てきた???ところで、あと何年もつのか、まったく想像はつきません。表面に多少ひび割れが発生していますが強度的にはまったく問題はありません。

数年前に一部切断したことがあったのですが、内部はまったく綺麗な状態でしたので、10年くらいでだめになるというようなことはないようです。

 

無塗装でも数年は使えるのではないでしょうか。でも少しでも長くきれいに使うためには少しの工夫と定期的な保守が必要です。

 

材木の使い方

SPFに限らず、購入したとき断面は直線で囲われた長方形をしています。

外部に使用して時間が経過すると日差しを受け、雨を受けているうちに収縮しそったり歪んだりしてきます。

少々歪んでも室内で使うものなら問題はないのですが、外部に使う木材はお皿のようにくぼんではそのくぼみに水がたまります。

雨が降ればぬれる事は仕方がないのですが、その水を材木の上にためずになるべく早く下に落としてしまわなければなりません。

 

このためには中央がふくらむように予測してSPFの上下を決め使うことが大事です。

ウッドデッキの場合でも一本だけこの上下を間違えて張れば、雨のあと他の材は乾いているのにその一本だけがいつまででも乾かないのが一目瞭然にわかります。

この差は何年も経てばその耐久性に大きな影響を与えることはまちがいありません。

 

一本一本断面の木目を確かめ、木材の中央に近い方を上に使います。

 

               上側

 

 

 

 

 


               下側

 

コーススレッドの処理

SPFをコーススレッド(目の粗い木ねじ)でとめています。

コーススレッドの頭は少しめり込み、隙間に雨水が染み込みます。公園にある木製の遊具を見ると、ボルト締めした穴から木材が腐っているのを見かけます。

また、腐って大きく穴の開いた真ん中にステンレスのコーススレッドだけが輝いているのを目にします。

この対策をすることが木製エクステリアの長持ちの秘訣であろうと思っています。

 

私はコーススレッドをSPFに少しだけめり込ませて打ち、そこにコーキングをしています。

コーキングなんてどうするのかわからないと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、コーキングガンとコーキング材をホームセンターで購入すればだれでも簡単にできます。

コーキングガンが200円ほどで売っている時があるので、五百円もあれば両方購入できます。

少しめり込んだコーススレッドの頭にコーキング材を少し出して、指かヘラで平らにSPFに密着させます。一箇所二秒ほどでできる簡単作業。これで何年か長持ちするでしょう。

 

塗 装

作成時には基本的に材料に塗装をしてから組み立てます。

塗装直後は水をはじき木材に水が染み込みませんが、時が経つと効果が薄れます。

このため定期的に塗り替えています。

 

今回インウッドというアメリカ製の保護塗料を入手し、少々劣化した外回りをメンテナンスしようと思います。

私はウッドガードという国産の防腐保護塗料を使っていますが、この製品は重ねて使えるとのこと。

さっそく痛みの激しい洋風茶室のドアを塗装してみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋風茶室のドアは南に面して取り付けてあるので、50cmほどの庇があるものの直射日光に加えて風を伴う雨が降ればドア全体がびしょ濡れになることも度々。

 

無垢の材でできているように見えるこのドアも薄い板が張り合わせた集成材のようなもののため、画像のように多数のひび割れができました。

ここに雨水が染み込むと腐食が早く進行します。

 

 

 

浸透性が高いので一度塗りでOKとのこと。

サラリとして粘性が小さいので伸びがよく、少量を刷毛の先につければかなりの面積を塗れそうです。

塗りたての状態では撥水性は抜群です。

この状態がどの程度もつか時間をかけて見てみようと思います。

 

 

 

 

 

 

洋風茶室・ウッドデッキ全面メンテナンス塗装(2007.4.29

洋風茶室は2003年に完成しました。それから3年半経過し、当初塗った塗装が少し薄くなってきました。外壁に張ったパイン材もかなり乾燥しています。

前回塗ったドアも含め全体をインウッドでメンテナンス塗装を行います。

雑巾で汚れを落とし、乾いてから塗装開始です。

塗装は塗り重ねると徐々に色が濃くなってきます。私はなるべく明るい色が好きなのでインウッドもナチュラル色を選びました。

 

 

 

 

ウッドデッキは前の日にデッキブラシで磨きました。

日当たりの悪いところは苔らしきものがあるのか緑色に変色しています。

このデッキは工作台がわりに使っているので、カンナやノコギリ、トリマーの作業で出た木屑、木の粉がデッキの隙間に詰まっています。雨が降るとこれに染み込みいつまでも湿った状態になるので針金で掃除しました。

インウッドを塗り、すべての木が潤いを取り戻し、しっとりした状態になりました。

二、三年に一度はこの作業をしていくことが必要だと思います。

 

洋風茶室外壁とウッドデッキを塗って、1ガロン缶がまだもう少し残っています。

 

 

 

 

少し水をまいてみました。

この撥水性はすごいですね。

車のワックスがけ直後のよう

 

上を歩くような場所では磨耗で撥水性はそう長持ちしないのですが、垂直な壁面などではかなり持続するものと思われます。

 

画像下の部分、コーススレッドの頭にコーキングしているのがわかるでしょうか…

 

 

 

 

 

デッキチェアー・テーブルメンテナンス塗装(2007.4.29

チェアー・テーブルははじめて水性の塗料を使って塗装してみました。数年でパラパラと塗装が剥げ落ちて惨めな状態になってきました。

水性の外部木材保護塗料は私にはいい感想はありません。

木質内部に浸透するのではなく、皮膜をつくるようで、その塗装が剥げ落ちたあとは木部がそのまま露出する状態です。

サンダーで木部と離れた塗装を落としました。

 

 

 

 

メンテナンス塗装には前に使った塗料と同質のものでないとなじみません。

前の色は少し赤がけばけばしすぎて不評でしたので、少し落ち着いた色を選んでみました。

前の塗料も残る上に今回少し違う色を塗ってみましたが、微妙に異なった色が混じって古い家具のような風合いが出ました。

 

 

 

 

 

 

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