探索18日目

階段での暫しの休息の後、地下二階の探索を開始したんやが…。 …ココはホンマに地下なんやろうか?という疑問にかられてしまう。 地下1階と呼ばれていた今までの探索場所もそうやったんやが、目の前に広がるのは、山、山、山…。 地下一階は、ときおり崩れた天井から空が見えたりしとった感じで、元々地上にあったものがそのまま沈み込んでしもうた言う印象やったんやが……。 まさか、その下の階層まで同じような感じになっとるとは予想外やった。 階段での下への移動距離は山の高さ程もあったやろうか…いや、幾ら階段が長かったとは言え、無かったやろう。 この遺跡特有の妙な力でも働いとる言う所やろか…。何処かの森のように空間やら何やらが捻くれまくってる言うような。 この調子やと、この下の階層も同じようになっとるんやろうなぁ。 まぁとてもや無いがこの遺跡、自然に偶然に出来たようなシロモン言う訳では無さそやな。 この島への招待状と言い、この遺跡の構造と言い、先日の門番と言い…ちょっとだけ、ほんのちょこっとだけやで?ヤナ予感言うのがせんでもない。 あぁ、慣れへん頭を使ってもうた所為か、歌を歌う言う気分になれへんなぁ…。 ちょっと気分転換に散歩でも行こか…件の森辺りにでも。

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