Dir en grey history
¶ 結成は偶然の重なり…¶
そしてそれは必然…
まだ何でも思い出せる全然遠くない昔の大阪での話・・・
ドラムのShinyaの友達が京をボーカルとするヘンな
セッションバンドをやっていた
その友達に誘われて、何気に3人でバンドを組む
誘われた場所は、大阪のライブハウスのトイレ
そしてギターがいない3人バンド結成
どうしてもツインギターのバンドをやりたい京は、ギター探しに明け暮れる
そして、大阪のライブハウスで一枚のチラシを見つける
そこに載っていたのがDie。
Dieは、その頃やっていたバンドが、イマイチ状態
とりあえず客は入らない、他のメンバーも向上心がない
定期的にライブはやっていたものの、どうやったら客を動員出来るか
というノウハウもなかった時、その頃人気のあった京に誘われる…
これは、ラッキーかも…と思いきや、社交辞令だと思い
「あとで、トイレで…」という京との約束をすっぽかす
京…「なんやねん、アイツ」
そして終わるかと思った矢先、また別のライブハウスで再会!
なんとまたトイレで・・・
京…「この前の話しなんやけど…」で、Dieがメンバーに加わる
もうひとりのギターがまだいない・・・・・
¶ 薫との出逢い…¶
音楽に全然興味のない野球少年だった薫は、中学に入ってマンガと
ファミコン少年に変身していた
そしてそのマンガ少年が、「X」に出逢う
これが薫の生死、いや人生の岐路
メタルな友達に誘われて、どんどんXにハマッて行く…
マンガもファミコンもやることはやったけど、これほど
何かに”のめり込む”というのは、Xが初めてで、オタク状態に突入!
そして、XのHIDEさんのようになりたいと、本気で思い始める
どうしても、HIDEさんと同じ”モッキンバード”が欲しくて
やっとの思いで手に入れた薫は、それでもうHIDEさんのようになれる
・・・と勘違いをする。
そして、現実。お気に入りのイントロやサビを弾いて喜んでいた薫
弦は張れない、チューニングメーターの
使い方がわからない、訳わからなくなりここで一度、挫折
尼崎に出没していた薫は、ある日大阪城ホールで京と知り合う
多分、初めて話したのはトイレのような気がする
なんだかんだで、4人は知り合う…
そして、4人は運命の長野へ・・・
長野のライブハウスで、対バンした時4人の好みのバンドを発見
そして、その中で、一際目立つ”Toshiya”に遭遇
ライブ終了後、花火を見に行った4人はToshiyaを口説く
やっぱり、美しい男性(ひと)を口説くには、それなりのロケーション
が必要だったのかも知れない…(?)
他みんな”トイレ”が始まりですけど・・・(笑)
¶ そしてこれから…¶
さて、ここまでは私が思いだして、文字にしてみた”History”
”History&Future”と銘打ってみたものの、私には彼らの”Future”
が全く見えないし、想像もつかない
いったい、これから何をしたいんだろう…
どんなバンドになりたいんだろう…
不思議で仕方なかった時、薫さんはあるインタビューで
「今後の目標は?」と聞かれた時、きっぱり「ないですね」と答えた
「思うことを言葉にしてしまうと、それに縛られるじゃないですか
今後は、わからないですね」
う〜ん、そうそう!それね、薫さん!
ハウスの次は、ホール、そしてアリーナ、ドーム・・・
これじゃないよね
薫さんの言うとおり、自分達の好きな音を出してみんなが
楽しんでくれれば、目標なんていらない・・・