探索8日目

ついに、戻ってきた。今は遺跡の外にいる。 たった8日しか遺跡の中にいなかったのに、とても久しぶりに思えた。 Triad Chainの皆さんと一緒に、無事に戻れたんだ。 といっても、みんな倒れて外に運ばれたんだけれどね。 周りを見れば、ギリギリまで粘っていた冒険者達が一斉に引き上げていた。 湧き上がる歓声。みなそれぞれ、無事を称えあっている。 そして自然に始まる大宴会。新年祝いを兼ねての大新年会だ。 近くにいた見知らぬ人達と、ささやかに乾杯を交える。 それが終わればTriad Chainでの新年会。 これがまた、楽しい。9人で乾杯をする。 イーグル隊の皆さんが痛々しかったけれど、それも最初だけ。 たちまち場は盛り上がった。僕も初めてお酒を飲んでみた。 最初は断っていたのだけど、アーヴィンさんの杯を断りきれなかっんだ。 セレナさんも一緒にすすめていたな。アルテイシアさんにもすすめていたくらいだ。 そばでフォウトさんは眉をひそめていたけれど… その後のことはよく覚えていない。夢なのか現実なのかも。 いつの間にかナミサさんとアルクさんが目の前にいらした、かもしれない。 アルクさんの胸から下を、初めてまともに見た記憶だけはある。 フォウトさんよりは小さかったけれど、綺麗だった、ような。 そのうち、アルクさんのお尻に手が………って、何を書いてるんだ。 あ、あれは夢だったんだ。気がついたら皆さん戻ってらしたし。 セレナさんやアーヴィングさんが妙な顔をされてた気もする。 …なんだったんだろう? そうそう、その時途中サフィさんの姿がみえなくなった。 今思えば、遺跡外に戻った時からどこか落ち込んでいらしたような。 あの場にいたたまれなかったのかもしれない。故郷のことでも考えてらしたのだろうか。 ……そういや、その後フォウトさんとエニシダさんも姿が見えなかったような。 帰ってきたとき、フォウトさんの様子が少し変だったようにも思える。 珍しく照れたような顔をされていた。 もしかして、エニシダさんがあんなことやそんなこと………   (赤い染み) ……これ以上書いたら命の危険を感じる。このあたりにしておこう。 僕は情報屋じゃないんだ。 ちょっと羨ましい……なんて思ったりしてはいけない。 僕もいつかは生涯を共にする人を見つけるのだろうけれど、それはまだ先の話。 自分自身が一人前の漢にならなくてはいけない。 一生かけて愛する女性を守る。それが、漢の道なんだ。 …で、でも、胸が大きい女性は母性本能が強いという。 そう、そういう女性がいいから、胸をみてしまうんだ。 これは愛を求める行為であって、決してやましい気持ちではないんだ。 ……今度から、もっとちゃんと見て……いい、かな? もちろん、フォウトさんに見つからないように。 あとは、いつものように事実を……といきたいところだけど。 お酒のせいか、眠くてたまらない。 幸い行動方針が変わり、朝早く出発する必要は無いが。 いまにも意識がなくなりそうだ。かじょー書きにしておく。 れんしゅうしあい…まけ。 こおろぎ…かち。 ぼーぐ作り…まあまあ。 おやすみ・・・。

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