Rule
彦根カロムあれこれ
カロムって知っていますか?彦根では昔から、と言っても明治になってからですが、「カロム」または「カルム」と呼ばれ、子どもたちのあいだで盛んに遊ばれてきたゲームです。
では、そのルーツを調べてみましょう。その原型は、およそ800年前、12、13世紀頃、エジプト、エチオピア地方で生まれたと言われています。
世界中に同様のゲームは数多くあり、インドではインディアンスヌーカー、ミャンマーではブルーミスカロムなどと呼ばれています。
カロムは、イギリスにも伝わりビリヤードの原型になったとも言われるほど歴史のあるゲームです。
日本カロム協会公認 彦根カロム公式ルール
1. 各部の名称
ポケット
エリアライン
ジャックスポット
センターサークル
ティースポット
※ストライカーに近づけて弾くのがコツです(図1)
ジャック ◎ 1個
ストライカー ◉ ◉ 赤緑 各2個
パック ● ● 赤 12個 ● ● 緑 12個
ジャックやパックの並べ方、ゲームのやり方
ジャックはカロム盤中央のジャックスポットに置いて下さい。
赤と緑のパックはセンターサークル上に交互に並べます。
自分のストライカーを指で弾いて、同じ色のパックが全て入った後にジャックを入れた方が勝ちとなるゲームです。
2. ストライカーの打ち方 (図1参照:痛くないし、狙いもつけやすいです)
どちらか一方の手の1本、または2本の指を使ってストライカーを弾くように打ちます。
このとき、手の位置を前に動かしてはいけません。
また盤を動かして打ちやすい方向に向きを変えたり、全身が自分のエリア外に出て打つことはできません。
3. どこから打つの?
一番はじめストライカーはティースポットから打ちます。
ティースポットにパックやジャックがあった場合は、ティースポットの中心に一番近い場所から打ちます。
このとき、ダブルスでは自分のエリアラインの内側のパックやジャックに当たらないように打ってください。
2回目以降は自分のエリアラインの上にストライカーを置いて打ちます。
手のひらの上にのせて打つことはできません。
自分の順番が回ってくるまでは、ストライカーを盤の上に置いてはいけません。
4. 打つ順番は?
全員でじゃんけんをして、一番勝った人が赤いストライカーを持ち、勝った人からシングルスの場合は交互に、ダブルスの場合は時計回りの順に打ちます。
また、じゃんけんで勝った人にポジション(場所)を選ぶ権利が与えられます。
5. さあ、打ってみましょう
自分のストライカーと同じ色のパックが、うまくポケットに入るようによくねらって打ってください。
ダブルスの場合は、自分のエリアラインの内側のパックやジャックは直接打つことができません。ただし、ストライカーを自分のエリア外の3面の壁にワンクッションさせて打つことはできます。
もし、打てないパックやジャックを打ってしまったときは、対戦相手がパックを元の位置に戻します。
打ったあとは、パック、ストライカーが完全に止まるまで触れてはいけません。
パックやジャックが立ったり、重なってもそのままでゲームを続けます。
6. 交替
自分のパックがポケットに入ったときは、成功なので続けて打つことができます。
同時に2つ以上入ってもいいし、自分のパックと同時に相手のパックが入っても成功として続けて打つことができます。
ただし、このとき入った相手のパックはサービスとしてそのままポケットに入れておきます。
自分のパックが入り、同時にパックが盤の外に飛び出したときも続けることができます。
自分のパックが1つも入らなかったときは、次の人に打つ権利が移ります。
また、次にあるようなペナルティが課せられたときは、すでにポケットに入っている自分のパックをジャックスポットに戻して次の人と交替します。
ジャックスポットに他のパックがある場合は、その上に積んでいきます。
また、戻すパックがない場合は、借りとしておき入った時点で戻します。
7. ペナルティ
- A. ストライカーがポケットに入ったとき 1個
- B. 自分のパックが全部入っていないのにジャックが入ったとき 5個
- C. 盤の外に飛び出したとき
- a. ストライカー 1個
- b. ジャック 5個
- D. 打つ順番を誤ったとき 1個
- E. 動いているストライカーに触れたとき 1個
ペナルティと同時に自分のパックがポケットに入ったときは、ジャックスポットに戻しますが、相手のパックがポケットに入ったときはそのままとなります。
ルール・その他
● ダブルスの時の特別ルール
ダブルスのゲームでは、「打てないパック」がありますので注意して下さい。
「打てないパック」とは、自分の前のエリアラインよりも手前側に入ってしまっているパック(自色・他色)・ジャックのことです。ただし、エリアラインに少しでもかかっていれば直接打つことができます。
もし、打てないパックを打ってしまったときは、対戦相手がパックを元の位置に戻します。
● 打てないパックをエリアの外に出す方法は?
1. ペアの人は直接ねらうことができるので任せる。
2. エリアライン上またはエリアラインよりセンター側にあるパック(自色・他色)またはジャックに一度ストライカーを当ててからパックに当てる。
3. 自分のエリア以外の三方の壁に一度クッションさせてパックに当てる。
の3通りの方法があります。
シングルスの時は、カロム盤上の全てのパック並びにジャックを直接ねらうことができます。
● その他
A. 自分のパックが1個残っていて、そのパックを落とすと同時にジャックも落としてしまった場合は、失敗となります。(ペナルティーはジャックを落としたペナルティー5個と一緒に入ったパックを戻して下さい。ジャックは一番上に載せて下さい。)
B. 自分のパックが全て落とされていて、ジャックと一緒に相手のパックが入った時は失敗ではありません。その時点でゲーム終了となります。
C. パックがカロム盤の外に飛び出してしまった時は、ペナルティーではありません。外に飛び出したパック(自色も他色も)をジャックスポットに戻して下さい。またこの時自色のパックがポケットに入っていれば続けて打つことができます。
D. ジャックスポットに自色と他色のパックを同時に戻す時は、相手のパックを下にして自分のパックを上に重ねて下さい。
E. ジャックに関するペナルティーの時は、ジャックを一番上に載せて下さい。
● 勝敗の決め方
自分のパック(12個)を全部ポケットに入れた後で、ジャックをポケットに入れればゲームセットとなります。
試合時間を設けた時、制限時間内にジャックを落とすことができなかった場合は、試合終了時点でポケットに落としたパックの数で勝敗を決定します。
試合終了の合図があっても、必ず4番目(最初に決めた順番で)の人まで順番を回して下さい。同様に、シングルスの時は後攻の人まで回します。
4番目(後攻)の人が打ち終わって同点の場合は、決着がつくまで順番を一巡ずつ回します。
それでもこう着状態となり、同点の場合は、
A. 引き分けにする。
B. ジャンケンで勝敗を決める。
等の方法をあらかじめ決めておいて下さい。
※カロム日本選手権大会では、決勝戦を除き1試合を5分間としています。
● 10秒ルール (日本選手権大会など試合時間が限られている場合に採用します。)
ゲーム終了1分前からは、打つ順番が回ってきてから10秒以内に打たなければなりません。
もし打たなかった場合は、打つ権利が無くなり、次の人と交代します。
※上記ルールは、第23回カロム日本選手権大会におけるルールを基本としてまとめました。
※大会ルールは、予告なく変更する場合がございますので、ご了承ください。
(ご不明な点などございましたら、日本カロム協会までお問い合わせ下さい。)
2018年4月20日現在
◎ カロムの遊び方をわかりやすくまとめたDVDも販売致しております。
日本カロム協会
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